光のこと
ウズベキスタンのオアシス都市ヒバの砂地を歩いていた。暗闇の中に観覧車とレストランの灯。写真を撮りたい、と足を止めた。光がフィルムに届く。数を数え、フィルムを巻く。
そうして撮れた写真の光は、上から下に流れる思いがけない線を描いた。これは失敗とも言える。でもこの線こそが、地球に対して抱いている日ごろの実感に近かった。
ウズベキスタンのオアシス都市ヒバの砂地を歩いていた。暗闇の中に観覧車とレストランの灯。写真を撮りたい、と足を止めた。光がフィルムに届く。数を数え、フィルムを巻く。
そうして撮れた写真の光は、上から下に流れる思いがけない線を描いた。これは失敗とも言える。でもこの線こそが、地球に対して抱いている日ごろの実感に近かった。